以前のリビジョンの文書です


無敵の狐仮虎威

297名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:23:11.57
無敵の狐仮虎威
(前半)
2023年8月7日。
クッキー☆の文化が流行していたのは遠い過去の事である。
今から2年前にニコニコ動画がサービスを停止してからクッキー☆は一気に凋落し、
行き場を失った多くのクッキー☆難民たちはVの界隈へと流れた。
また、クッキー☆動画投稿者のほとんどは引退を余儀なくされ、それぞれの持つ現実の世界へと戻って行くこととなった・・・。

人足の絶えた真夜中の新宿駅構内、 水銀灯の冷たい光に照らされて1人のホームレスの女子がゴミ箱を漁っているのが見えた。
彼女は缶のゴミ箱を漁っていたが、どうやら目的の物を見つけたのだろうか彼女の表情がパッと明るくなった。
彼女が空き缶の山から見つけ出したのは、飲み残しの入ったビール缶だった。
彼女はそれを軽く揺らしてから、愛おしそうにビールをすすった。
今は新宿駅で生活するホームレスに成り下がった彼女だったが、2020年代のクッキー☆界隈で活躍した投稿者の一人だった。
狐仮虎威。クッキー☆界隈では彼女はそう名乗っていた。


298名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:24:16.78
彼女はホームレスになる前は、フリーターとして生計を立てていたが、コロナウイルスの影響で仕事をクビになったり、その他いろいろ不運が重なって現在に至るのだ。

2020年8月8日
夕暮れ時、仕事を終えた労働者たちで駅が混み合うのでKKKIは駅から少し離れた所にある街路のベンチで捨てられた新聞を読んで時間をつぶしていた。
KKKI「全く最近の政治は腐ってますね。もっと社会的弱者を支援するような制度を作ってほしいですね。何かあれば自己責任だとか、個人のせいにして・・・」
彼女はうんざりすると新聞を元あったゴミ箱に投げ入れた。
何もすることがなかったので、ほかのクッキー☆動画投稿者は今頃何をしているだろうかと考えてみた。
彼女が近況を知るクッキー☆動画投稿者は、”ふるたか”だけだった。
彼は現在、新宿駅西口でレミリアのコスプレをしながら街娼をやっているのだ。
以前、暇をもてあましたKKKIはこっそりと彼の一日を観察してみたことがあった。
彼はどうやらホモを専門に体を売っているようだった。
彼がお客に声を掛けられるのを待つ、彼を抱きたいホモが声を掛ける、二人がそろってホテルへ出かけていく、3、4時間後、仕事を終えた彼がまた新宿駅西口に戻ってくる


300名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:24:52.59
そういったサイクルで1日を過ごしているようだった。
きっと”ふるたか”はラブホでホモのチンポをしゃぶらされたり、アナルをガン掘りされたり、くっそ汚い精液を飲まされたりしているんだろうなとKKKIは思い浮かべた。
彼女は気分が沈むとホモとセックスするために新宿駅西口に立つ”ふるたか”を隠れて観察しに行くことが習慣となっていた。
彼女はホモに体を売って日銭を稼いで生活する彼の様子を見ていると気持ちが和らいだ。
自分よりも酷い生活の人間がいると。
彼女は体を売らずに生きていけている自分を誇りに思えたし、自分はあんなみじめなクッキー☆投稿者にはならないと決めていた。
ふと、チンポコ鑑定を生業としていたクッキー☆投稿者を思い出した。
緑のお茶だ。
KKKIは考えた彼女は今頃何をしているだろうか。
確かチンポが大好きだったし、今は汚いおっさんチンポをしゃぶったり、セックスしたりするような仕事でもやっているんじゃないだろうかと想像してみた。
KKKIの気分がだんだん良くなってきた。
今夜は、緑のお茶がおっさんに犯されるところを想像しながら、お酒を飲んでやろう、そうすればきっと良い気持ちで酔えるような気がした。


301名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:25:24.47
さて、日が沈み駅の人の往来も落ち着いて来た頃だろう。
彼女は住処に戻ろうかとベンチから腰を上げたその時、後ろから誰かが声を掛けてきた。
???「あれ?人違いかもしれませんが、もしかして狐仮虎威さんですか?」
彼女はビックリした。ここ最近、声を掛けられるのは職務質問の時だけだったし、クッキー☆にいたときに使っていた名前で呼ばれたからだ。
KKKIは振り向くと、そこには白のブラウスのOL風の恰好をした利発そうな黒いおさげの女子が立っていた。
KKKI「え?もしかして緑のお茶姉貴ですか?」
緑のお茶「そうです!そうです!緑のお茶です。覚えていてくれてとてもうれしいです!狐仮虎威さん」
彼女はうれしそうに、腰まで伸びたおさげをピョンピョンと揺らした。
KKKI「・・・懐かしいですね。狐仮虎威の名で呼ばれたのは本当に久しぶりです」
彼女はクッキー☆投稿者として活躍していた頃は緑のお茶が好きなわけではなかったが、久しぶりに同じクッキー☆世界にいた人と会うのは決して悪い気はしなかった。
緑のお茶「そうだ!こんな所で立ち話なんかしないで、夕食を一緒に食べに行きましょうよ。おいしいレストランを知ってるんです。そこで昔話をしましょうよ。」
KKKI「・・・ええと、お誘いしてくれるのはうれしいですが、その、ちょっと今持ち合わせが無くて・・・」
彼女は少し落ち込んだ口調で言った。


303名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:25:59.17
緑のお茶「そんなこと気にしなくて良いんですよ。私がお誘いするんです。お会計は私に払わせてください!」
KKKI「そ・・・それじゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
彼女はクッキー☆について話し合える相手がいるのは喜ばしいことだったし、ホームレスになってからカラスが食べるような物ばかり食べていたから、ご馳走を食べれるのも魅力的だった。
 緑のお茶に連れられて入ったレストランはウェイトレスはタキシードを着て、シャンデリアがフロアを照らすような高級な感じのお店だった。
二人のクッキー☆投稿者は新宿の夜景が一望できる席で会話を交わす。
緑のお茶「あの頃は本当に楽しかったですね。私たちがクッキー☆動画を投稿する。それを面白がって見てくれる人たちがいる。ときどき事件が起こったりもしましたが、それも今では良い想い出ですね。」
そう言ってステーキを口に運ぶと微笑んだ。
KKKI「ニコ生をしてファンの人たちと交流するのは楽しかったですね。暴走したファンに特定されかけた事もありましたが・・・。まぁ、でも大体は楽しかったですね。」
そう言ってモーツァルトを一口飲むとぎこちなく微笑み返した。
二人は食事を楽しみながらクッキー☆の想い出を語り合った。
話の話題は移り変わってお互いの生活に関する話になった。


308名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:27:54.90
正直言うとこの話題はホームレス化したKKKIにとって辛い話題だった。
だから、KKKIが自分の事を話すというより、彼女が緑のお茶自身の話しを聞くという感じだった。
KKKI は話しを聞いているとだんだん精神が不安定になり始めてきたし、頭が情報を受け取るのを拒絶し始めたので、話の内容は半分くらいしか覚えていないが、確かこんな感じの事を言っていた。
緑のお茶は東京の有名私立大学を出た後、外務省に入省し、今は外交官として仕事をしているとか。新宿の高層マンションに住んでいるとか。休日は外国人の友人と優雅にランチをしたりしているとか。
KKKIの精神が劣等感、自己嫌悪、コンプレックスによってボコボコに破壊される。
彼女は目眩に襲われ始め、気を落ち着けるために外を見ようとしたとき、ガラスに一人の少女が映っている事に気がつく。
その少女は薄汚いTシャツを着ていて、髪はボサボサで顔の血色は悪く目にはクマができており、こちらをジッと見つめていた。
それはKKKI自身の姿だった。
彼女は驚いて、レストランの中を見回す。
そこで食事をしている人は他にも何人かいたが、その中で自分だけがみすぼらしく、薄汚い見た目をしている事に気づいてしまった。
喉の奥から何か不快な感覚が昇ってくるのを感じる。


309名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:28:59.88
緑のお茶「KKKIさん?もしかして体調が優れないんですか?」
彼女が不安げな顔でKKKIの顔を見つめる。
KKKIはお手洗いに行くとだけ伝えて、そのままトイレに駆け込んだ。
彼女はさっき食べた物を全て便器に吐き出し終えると、ぐったりと便器にもたれかかった。
彼女の自尊心はもう完全に破壊されてしまっていた。
KKKIの自尊心は元々”ふるたか”を見下し、自分がホームレスである現状から目をそらすことでギリギリの状態で維持されていたが、今日緑のお茶と出会ってしまったせいで、それがもうダメになってしまったのだ。
KKKI「ハァ・・・ハァ・・・僕はチンポコ鑑定士ごときに負けてしまったのか・・・。クッキー☆にいた頃ファン数なら僕の方が上だったはずだ。僕の方が人気物だったはずだ。なのに一体何だコレは!僕が26歳高卒無職でホームレスなのに、何であいつは高学歴の外交官でマンション住みなんだ。」


310名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:29:36.94>>336
彼女は卑屈に笑った。
KKKI「キャハハハ・・・・・・。いいですよ。所詮僕は負け組ですよ。どうせ僕はこの先アライグマみたいにゴミを食べて、泥水をすすって生きていくんですよ。もう・・・それでいいですよ・・・」
彼女は精神が破壊され粗大ゴミのようにしばらくの間便器にもたれかかっていたが、にわかに彼女の体が光りを帯び始めた、その光は時間が経つほどだんだん強く、濃くなっていく。
KKKI「・・・いや、違う。僕は敗北者じゃない。僕はまだ負けてない!僕はクッキー☆界隈で頂点に立ったすごい投稿者なんだ。そうだよ。この僕をこんな屈辱的な目に遭わせたヤツを許していいのだろうか。緑のお茶!あいつは僕の自尊心、精神、心を大きく傷つけた。その体で罪を償ってもらうからな!」
強い復讐のエネルギーに包まれた彼女は生気に溢れ、鋭い眼差しを持ち、見まがうばかりに美しかった。
彼女はトイレを出て、店を抜け出すと、そのまま夜の新宿を力強く駆けだした。
家も職も何一つもたない彼女だったが、夜の新宿の中において、誰よりも生命力に満ち、誰よりも輝きを放っていた。
8月9日
昼の新宿駅構内、KKKIは緑のお茶に復讐するためのレイプ計画を立てていた。


315名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:33:09.68
作戦は以下のような内容だった。
・新宿駅で仕事を終えた緑のお茶に声を掛けて連れションに誘う
 ↓
・トイレまで近づいた所でハンカチに染みこませた催眠薬を嗅がせて緑のお茶を眠らす。
 ↓
・多目的トイレに緑のお茶を連れ込んで、服を脱がす。
 ↓
・緑のお茶を縄で縛って逃げられないようにする。
 ↓
・ローションを使って緑のお茶のマンコを濡らす。
 ↓
・あらかじめ手に入れたくっそ汚い精液をディルドにたっぷり塗る。
 ↓
・緑のお茶のマンコにディルドをぶち込み、膣壁と子宮にくっそ汚い精液を塗り込める。

・タネマン全裸の緑のお茶をトイレに放置して立ち去る。
KKKIはニヤニヤしながら、レイプ目でトイレの床に横たわる緑のお茶を想像した。
KKKI「キャハハ!汚い精液で孕まされるなんてチンポを鑑定してたクッキー☆投稿者にふさわしい末路ですね。」
彼女は無邪気に笑った。
さっそく彼女は計画を実行するための準備に取りかかった。
KKKI「それじゃあ、とりあえず作戦に必要な素材を集めなければいけないですね。催眠薬(クロロホルム)、催眠薬を染みこませる布、拘束用の縄,ローションの入った使用済みTENGA、精液の入った使用済みコンドーム、ディルド(使用済み)必要な素材はこんなもんですかね」


318名無し戦隊ナノレンジャー!2020/07/25(土) 16:35:58.44
そういうわけでKKKIは必要な素材を求めて、新宿駅に設置されているゴミ箱を探索し始めた。
ゴミ箱から素材探しをしているとKKKIの中に懐かしい感覚がよみがえってきた。
KKKI「僕がまだクッキー☆投稿者だった頃、こんな風にしてBB劇場に使う素材を集めてましたね。どこかで見たはずの素材が中々見つからなくてあの時は苦労したけど、そんな想い出すら今は愛おしく感じます。」
一般ゴミの方から縄とハンカチを見つけることができた。
また、必要な素材の多くはトイレのゴミ箱で手に入ることができた。
精液の入った使用済みコンドーム(16コ)。ディルド(使用済み)、ローションの入った使用済みTENGA。
夜の10時までにほとんど必要な素材を収集することができた。
しかし、どうしても催眠薬(クロロホルム)だけは見つけ出すことができなかった。
KKKI「・・・まぁ、催眠薬くらい無くてもどうにかなるでしょ。」
彼女はゴミ箱から拾ってきたハンカチで取り出し臭いを嗅いでみた。
そのハンカチは臭かったし、これなら温室育ちの緑のお茶は気絶してくれるだろうと彼女は考えた。
ちょっと準備は不足気味だったが、その辺は臨機応変に対応すればどうにかなると思ってたし、とにかく緑のお茶を早くレイプしてやりたいという願望が強かったので、このまま作戦を実行することに決めた。
KKKI「緑のお茶。明日あなたは僕の作るレイプの劇場で踊るんです。これが今まで素人声優で遊んできたクッキー☆投稿者にふさわしい末路でしょう。」
(前半)終わり


怪文書/無敵の狐仮虎威.1595671789.txt.gz · 最終更新: 2020/07/25 19:09 by serf
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